CVE-2026-98432のパッチ対応済みのバージョンを更新するときのメモでもある。
更新前に、現在のkernelバージョンをちゃんと確認しておくこと。
uname -r
kernelの更新(パッチはよ来いモード)
dnf updateをしても、タイムラグでリポジトリ側の最新情報を取得できないこともある。
なのでまずは以下コマンドから、新しく公開されたパッケージ情報を手元のサーバーに反映させる。
sudo dnf makecache
各自にキャッシュを消すなら以下のコマンド。
sudo dnf clean all
sudo dnf makecache
キャッシュをクリアしたあと、kernelの更新があるかを確認する。
dnf check-update kernel
更新があれば普通にsudo dnf update kernelもしくはsudo dnf updateでゆける。そのあと必ず再起動(reboot)すること。
再起動後、新しいkernelバージョンになっているかどうかを必ず確認すること。※rebootしないと新しいバージョンが反映されない。
uname -r
kernelの更新がない場合
以下のコマンドで、リポジトリには本当に必要なkernelがないのかを確認する。
dnf --showduplicates list kernel-core | tail -n 10
10行ずらーっと並ぶ。多分ないねー()
できることは待つこと。ただ待つ。時間をおいてからまた試す。
再び更新を確かめるときには、キャッシュのクリアからスタートする。
kernelの古いパッケージを削除
CVE-2026-98432だとセキュリティ上、古いパッケージを削除した方がよい。
現在、最新のkernelバージョンになっているかどうかは必ず確認すること。
特にkernelのパッケージを管理していなければ、以下3点に古いkernelパッケージが入っている。通常だと古いパッケージは更新が入るにつれ自動的に消える。
- RPMデータベース
- ブート領域のカーネルファイル
- GRUB(ブートローダー)に登録されている起動エントリー
RPMデータベースの確認
以下はRPMデータベースに登録されているkernelパッケージを確認するコマンド。
rpm -qa kernel-core
ブート領域のカーネルファイルの確認
以下はブート領域のkernelファイルを確認するコマンド。
ls -l /boot/vmlinuz-*
加えて、GRUBの設定ファイルのタイムスタンプを確認するコマンド。
sudo ls -la /boot/grub2/grub.cfg
GRUB(ブートローダー)に登録されている起動エントリーの確認
以下はGRUB(ブートローダー)に登録されている起動エントリーを確認するコマンド。
sudo grubby --info=ALL | grep -E "kernel|title"
加えて、OSの起動時にデフォルト(一番最初)で読み込まれるよう設定されているkernelのファイルパスを確認するコマンド。
sudo grubby --default-kernel
kernelの古いパッケージの削除手順と、削除後の対応
各出力を控えたら、以下のコマンドから古いkernelパッケージを削除する。古いインストール済みkernelを自動で安全に一括削除できる便利なコマンドである。
sudo dnf remove --oldinstallonly
sudo ls -la /boot/grub2/grub.cfgで、タイムスタンプが更新されているかどうかを確認する。
もしタイムスタンプが更新されていなければ、以下のコマンドでGRUB(ブートローダー)の設定ファイルを再生成して同期させる。
sudo grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
再びsudo ls -la /boot/grub2/grub.cfgしてタイムスタンプが更新されていたらOK。
sudo grubby –default-kernelで、意図したバージョンになっているかどうかを確認する。
もし意図したバージョンになっていなければ、以下のようなコマンドで指定する。(意図したバージョンにならないことはまずないので、万が一の対応)
sudo grubby --set-default /boot/<最新のkernelパッケージを指定>