Nginx導入の次にApacheを入れてもいいのだが、phpを入れていないとsystemctlからapacheサービスを起動するときにエラーが発生してしまう。
原因は、Apacheの設定ファイル「httpd.conf」の中に「php_admin_value engine Off」があるから。
コメントアウトして……というのも後々対応を忘れそうなので、先にphpを導入する。
メンターからのアドバイス
基本的にはデフォルトのものでいいんだけど、PHPとか新しいのが入らない場合があるので、場合によってはリポジトリの追加をするといいです。
おすすめは EPELとremiリポジトリ。
KUSANAGI環境の場合は、特に気にせずdnfからのアップデートとかだけで大丈夫。
phpはremiリポジトリがおすすめとのこと。
サードパーティのリポジトリ(remi)からPHPを導入
remiリポジトリを使用するとき、前提としてEPELが必要になる。
前提として必要なEPELをインストールする
dnf config-manager --set-enabled crb
dnf install epel-release epel-next-release
remiリポジトリをインストールする
以下の記事を参考に、remiリポジトリをインストールする。
インストール後、remiリポジトリの中からインストールするphpを選ぶ。
dnf module list php
remiリポジトリに入っているPHP8.3を入れる。
dnf module install php:remi-8.3
詳しくは以下の記事を参考にする。
サードパーティのリポジトリのphpを更新するときには、以下のように入力する。
dnf module update php
余談
phpを導入したあと、/etc/nginx/conf.d/php-fpm.confが作成されていた。
FPM (FastCGI Process Manager) は、PHP における FastCGI 実装です。(主に)高負荷のサイトで有用な機能が含まれています。
いちばんめのサーバー構築の流れ
-
1-1 初期設定
-
1-2 新規ユーザー(一般ユーザー)の作成と設定
-
1-3 Nginx導入とhttpの準備
-
1-4 Nginxの初期設定
-
1-5 php導入
-
1-6 Apache導入と初期設定
-
1-7 リバースプロキシを準備する前の事前知識
-
1-8 サーバーIPアドレスとドメイン(ワイルドカード指定)の設定
-
1-9 ドメイン個別設定とリバースプロキシ構築
-
1-10 Let’s Encrypt(Certbot)を使ったSSL/TLS証明書の発行と自動更新設定
-
1-11 MySQL導入
-
1-12 MySQLのパフォーマンスチューニング
-
1-13 MySQLへのログインと初期設定
-
1-14 MySQLからDB・ユーザーの準備/ユーザーの権限設定
-
1-15 Zabbix導入
-
1-16 (寄り道)Zabbixのアップグレード
-
1-17 PHPの詳細設定
-
1-18 WP-CLIとWordPressの導入